社員インタビュー

新庄工場 総務課 係長
2020年 中途入社
Sさん

協和木材を選んだ理由

前職は金融業界で働いておりましたが、当時、林業を営むお客様にとてもお世話になったり、また、他のお客様の住宅資金融資の際には、実際に自分の目で新築住宅の構造等を見る機会などがあったり、専門知識はないものの、もともと「木材」に対して興味を持っていました。

前職も人や環境にとても恵まれていたのですが、将来的な自らのキャリアを考えたときに、新たなチャレンジをしたいと思い転職活動を始めました。そこで大切にしていた価値観の一つが「地元や地域に貢献できる企業で働く」ということ。私自身、日本の地域に根差したお祭りや、地域の小さなコミュニティから生まれる人と人との交流がとても好きで、今でも人生の大切な一部と感じています。そこでの暮らしをとても気に入っていますし、一極集中と言われる日本だからこそ“地域の産業を活性化させる一端を担いたい”という気持ちがありました。

そうした考えから思い浮かんだキーワードは、“地域に根付いた産業に自分が携わり、国内外の生活者の皆様に「必要とされるもの」を生み出していける仕事”に携わりたいということでした。

そうした経緯で当社のことを知りました。しかしながら、当初は経験者のみの募集だったため「異業種の私では難しい‥」と諦めてかけていたのですが、しばらくして、未経験者可の製造職の応募があり「これがラストチャンスかも知れない」と応募しました。そして、実際に業務内容はもちろん、待遇面でも私の希望に合致していたため、入社を決意しました。

製造スタッフという仕事

入社当時は集成材の製造部門に配属され、そこで1年半ほど従事。集成材とは、板状の木材を張り合わせて作る“強度のある安定した品質の木材”です。集成材の製造工程では、板材の選別や機械オペレーター業務、運搬、加工、搬送設備の操作、メンテナンスなど幅広い業務を担当しました。異業種からの転職でしたが、フォークリフト免許もスムーズに取得でき、フォークリフトを運転して木材を運搬したり移動したりするなど、前職がデスクワーク中心だったこともあり少し不安もあったのですが、次第に慣れていきました。

最初に製造現場を経験したことで、前後工程も含め、当社の独自性でもある原木から製品になっていくまでの過程を目の当たりにして、会社の事業内容の大枠について理解することができたのは、とても良い経験だったと感じています。製造工程は、オートメーション化が進められている工場ではありますが、それでも製品化するまでには各工程・部門社員の努力と苦労があり、私自身もそれを体験できたことは、現在の業務においても非常に役立っています。

総務へのキャリアチェンジ

現在、私は総務課に所属しています。そこでは会社の求人管理、入社関係の手続きから労務関係の手続きといった、いわゆる一般的な企業の総務課が行うような仕事から、製品の在庫管理や倉庫の環境整備、出荷準備、運送業者とのコミュニケーション、端材を活かしたバイオマス発電システムを使ったボイラー焼却灰処理管理、会社見学時の来客対応まで、幅広い業務を担うのが当社総務課の特徴です。私は総務課の中でも製造部門での経験があるため、デスクワークだけではなく、トラックへの積み込みや荷下ろし作業なども率先して行っています。

製造部門から総務課へ異動してすぐの頃は、もちろん分からないことばかり。パソコンを使った作業や簡単な業務から担当し始めましたが、自身の判断で処理しきれないことに対しては、先輩から丁寧にアドバイスや協力を頂けたので不安はありませんでした。

仕事のやりがい

色々ありますが、製造業はモノを製造し、販売することで初めて会社の利益に繋がるため、現場で仲間がものづくりを頑張って、そこで生まれた製品が、今度は物流を支える人々によって社会に流通していく。その工程を肌身に感じられることで、多くの人が携わってできるビジネスのスケールを体感できるところに面白さを感じています。会社も機械も、動かすのは社員一人一人。そんな会社全体を見ながら、社員や各部署のサポートをすることができる「総務」という仕事そのものに今は魅力を感じていますね。

また、前職の経験から事務的な仕事の経験が長かったこともあり、デスクワークや対外的なコミュニケーションなどの前職で培った経験や知識が活かせているという実感も自らのやりがいに繋がっています。

仕事をする上で大切に
していること

日頃の仕事では「もっと良くなる方法を自分なりに考え、それを実際に声に出すこと」を大切にしていますね。当社には改善提案制度という、社員それぞれが携わる業務の中で「これで安全面を強化する対策ができる」、「こうしたら生産コストが下がる」というような改善案を毎月提案し、優秀な改善提案については表彰する制度があります。最初のうちはなかなか改善案を見つけられないんですけどね。それでも社員一人一人が「もう少し良くならないか?」と常日頃から意識して働くことが大事だと思います。

こうした「少しのことでも声に出して改善していこう」という考え方は会社全体に浸透しているため、毎月の改善提案の社員参加率は100%で、私自身もいつも楽しみながら改善案を提案しています。

職場環境や雰囲気

一言で言うと、“何でも相談しながら仕事を進められる環境”だと思います。役職が付いている方でも、「〇〇さん」と下の名前で呼ぶなど、話がしやすい雰囲気がいつもあります。だからこそ、同じ課内だけでなく他部署と協力して取り組むべき課題に皆で向き合うことができ、とても助けられています。休憩時には、いろんな社員と仕事の話やプライベートの話で盛り上がりますし、社員同士、仲は良いですね。福利厚生も手厚く、社員の有給休暇取得率の向上を目指している他、ワクチン接種時の特別休暇、インフルエンザ予防接種費用の会社負担など、社員の健康を守りながら働きやすい体制づくりを進めてくれていると感じています。

今後も地域社会の素晴らしさがずっと続いて欲しいですし、自分の仕事が少しでも地方経済の活性化に繋がり貢献できれば嬉しいですね。

ある1日のスケジュール

8:00

朝礼
製品倉庫・副製品置場の状況確認

8:30

課内及び運送業者と打ち合わせ
製品在庫増減管理・入力

10:15

総務課での担当業務デスクワーク
※15分休憩

12:00

昼休み

12:45

総務課での担当業務
デスクワーク

15:30

土場・出荷状況確認
※15分休憩

16:00

総務課での担当業務
デスクワーク

17:00

打ち合わせ
翌日業務の段取り